誰しも一度は考えたことのある転職。実際、経験された方も多いと思います。「けあとも」では介護専門の転職コンサルタントに、介護の転職についてインタビューを行いました。事業所のホンネ、実際などをできるだけ語って頂きました。
ぜひ、転職活動の参考にしてください!

◆コンサルタントA(以下A)
何はなくとも、「すぐ来てください」という事業者さんは要注意ですね。
今は介護職の人手が足りていなかったり、急に辞められて困っているケースもありますが、
来てもらうことを最優先にされ、細かい条件が後回しにされるケースがあります。
しっかり確認できていればよいですが、雇用条件などは後回しになると、うやむやになり、思っていた話と違った、
なんてことになりかねません。
また、引継ぎがうまくいっていないケースもあると思います。
◆コンサルタントB(以下B)
また、給与が周りと比較して、すごく高く表示されているところも気をつけた方が良いとおもいます。
介護保険報酬がベースで事業が運営されている以上、
同じサービス、職種であれば、理論上はそこまで大きく変わらないはずです。
もし、給与表示が高い事業所に面接に行かれる方は、
・ なぜ高いの?
・ 自分はどうなのか(maxの給与なのか、そうではないのか?)
・ 試用期間はいつまでなのか?(まれに、試用期間を異常に長くしているところがあったりします)
・ 社保なのか、国保などの福利厚生面
などは聞いたほうが良いかもしれません。
中には従業員の待遇に気を使い、高めに設定されている事業者さんも勿論いらっしゃいます。
ただそれが本当かどうかは、外からはなかなかわかりにくいもの。
不安な部分は確かめるべきだと思います。
◆コンサルタントA
話が違う、となることの一つに、残業代の取り扱いがありますね。
勿論、「残業代がでますか?」という質問はきちんとした上で、というお話しです。
例えば、記録やレクの準備などが、業務とみなされない、ということもあります。
特に、初めてのサービスに移ったときに、このようなお話しが多いようです。
いままでやったことのないサービスに転職をお考えの方は、知り合いやお友達の経験者に
どんな残業をしているかなど、お聞きになったほうが良いと思います。

◆コンサルタントA
どのような業界でもそうですが、やはり、素直で元気な人に、好印象をもたれることが多いです。
お年寄りと話すことが好き、ということもアピール材料です。
全員が全員、元気な人ではないと思いますが、
例えば内気な人でも、。頑張って明るく受け答えをしよう、としている方は、
割合好印象をもたれることが多いですね。やはり熱意が伝わるのだと思います。
また、飲食、販売など、他業種でも構わないので、接客の経験がある方は
お話ししたほうが良いと思います。
結構響くことはありますよ。
◆コンサルタントB
私の感覚では、単純ですが、笑顔がいい人の受けはよかったです。やはり、コミュニケーションをする職種ですから。
「コミュニケーション」とは、お年寄りだけではなく、同僚の方に対してのものも含まれます。
周囲の人と、上手に人間関係を作れるかどうかで、周りの人の定着率等にも影響を
及ぼしますので、笑顔がいい=人当たりがいい人は好まれる傾向にあると思います。
経験のある方は重宝されます。それは間違いありません。
ただ、それが強すぎて「私はやり方はこれ!」というような主張が強い方は、
事業者側が採用に慎重になることもあります。
周りの方と我が強すぎてうまくやれないのでは、と事業者側としては心配になるそうです。
熱意、やる気はすごく重要ですが、それをストレートに出しすぎると、かえって
マイナスに働くこともある、ということですね。
実際、私の経験でも、介護職歴5年の人と1年の人で、明らかに5年の人の方が
介護の知識が上ですが、人柄が良い1年の方を採用された、ということがあります。


デイサービスは人気があります。
やはり、日勤だけなので、身体的にも精神的にも負担は軽い点が好まれていると思います。
ただ、大変な部分もあります。
一つは、利用者さんのいらっしゃる時間、帰る時間が決まっているので、
決められた時間内にサービスを提供しなければならない点です。
時間に追われるのが嫌、と言う方は面接時に良く確認した方がよいでしょう。
また、これは人によりますし、施設などでもあることですが、
レクレーションや誕生会などのイベントごとは職員が準備することが多いです。
その準備で残業になることもありますし、あとはレクなどを
「恥ずかしい」と思われる方も結構いらっしゃるようです。

とにかく「体を動かしていたい」という人は施設がいいでしょう。
老健、特養の差はあまりないです。
「お年寄りの回復していく姿を見ていきたい」という人は老健がいいとおっしゃいます。
ただ特養化している老健が多くなっているのも事実。そういうところにギャップを感じる方もいらっしゃいます。
老健は看護師が多いです。これは本当にそれぞれですが、介護職と看護職の対立、なんてこともよく聞きますね。

長期的に同じ人に関わっていきたいという人が特養を希望されます。
一人の方に最期まで看取りたいということですね。
そういう希望をお持ちの方は、特養に行かれてまず問題はないと思います。

「回復見込みが有る人につきたい」という方や、医療を学びたい、と言う方が療養を希望されます。
上記のようなニーズを転職の結果、満たされている方も結構いらっしゃいます。
ただ、やはり医療がメインの施設ですから、なかなか介護が重要視されない、という悩みはお聞きします。
介護職は当たり前ですが、医療行為ができないですし、記録は全部看護師がとるのが当然だったりしますから。

理想のケアを求める人や、施設のベルトコンベアに嫌気がさした人などが
GHを希望するケースが多いですね。
ゆったりと利用者のペースに合わせてやりたいという人にとっては良い環境ですね。 しかし一緒にいること、日常生活を支えるだけ、という形が中心なので ペースがゆっくり過ぎて合わなかったという人もいます。
また、介護度がばらばらの人に一緒に生活していただくので、利用者同士の人間関係に気を遣わなければならなかったり、
夜勤も案外多かったりします。
必ずしも楽、というサービスではないですが、認知症の方としっかり向き合っていきたい、という方には
良いと思います。

利用者さんがどんどん変わっていくので、馴れ合わない、という面があります。
それを心地良いと感じるか、寂しいと感じるかで変わると思います。
施設系と比べると、家族が顔を出す率が高いので、家族対応が嫌だ、と言う方は厳しいと思います。

流れ作業ではなく、その人らしい生活の中で援助したい!という人が希望されますね。
ただ人数は少なめなところに道具が揃ってなかったり、重労働ですから、実際は結構ハードです。
※こちらに掲載した内容は、あくまで経験談に基づいた内容です。
場合によっては事実と異なる場合があります。