20秒で理解するユニバーサルデザイン

これらぼ

駅の階段の手すりが最近波型のものに変わっていることに気づきましたか。シャンプー容器のギザギザと同じユニバーサルデザインの考えが入っています。

身近にあるやさしい気遣い、ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインと聞いて何を思い浮かべるでしょうか。まず頭に浮かぶ身近なものといえば、シャンプーとリンスの容器の違いですね。多くの商品は、シャンプーとリンスがセットになっています。そのため、シャンプーには、ふたのところにギザギザが入っていてシャンプーの容器を目で確認しなくてもわかるようになっています。

これは、視力の落ちた高齢者にとってもとても助かるデザインです。この気遣いがユニバーサルデザインです。

最近、駅の階段が歩きやすいと思いませんか?これは、波形の手すりに変わったことによる効果が大きいですね。駅に使われている波形手すりは、握り込みやすく滑りにくい設計となっています。

階段を上るときには、手すりの垂直部を使ってひきつけながら上がると楽に体が動きます。逆に下るときには、手すりの水平部に体重をのせると膝の負担が軽くなります。もちろんエレベーターやエスカレーターがあれば、そればベストかもしれません。でも階段を使う全ての人にちょっとした気遣いでお手伝いができるというのも楽しいですね。

ユニバーサルデザインとバリアフリー

ユニバーサルデザインを考えるときに、バリアフリーとどう違うのかと疑問に思います。もともと発案されたきっかけが違うのですが、実際にできてみると結果が同じになるので、混同されやすいのです。

バリアフリーは障がい者や高齢者などの生活弱者のために考えられたものです。段差をなくしたり、点字を活用したりといったものです。それに対し、ユニバーサルデザインは、生活弱者だけでなく、一般の人であっても使いやすいデザインを、という発想にたっています。

生活弱者を特別扱いするのではありません。また、バリアフリーが行政指導型であるのに対し、ユニバーサルデザインは民間主導型です。法律などで規制したり優遇処置をして普及するバリアフリーと企業がより良いものを作り出そうして行うユニバーサルデザインでは印象がかなり違いますね。

しかし、ユニバーサルデザインもバリアフリーも使う人や利用する人へのやさしい気遣いを感じられますね。

ユニバーサルデザインに関わる仕事

ユニバーサルデザインは、様々な場所で使われています。今や商品をデザインするときに基本になっています。そのため、どのような仕事であってもユニバーサルデザインの考え方をベースにすることになります。

このような中で、ユニバーサルデザインコーディネータという特殊な仕事が生まれました。ユニバーサルデザインコーディネータは、それだけを独立して行う職種ではなく、様々な職業の人が自分の仕事の中で活かす知識になります。

例えば、ユニバーサルデザインコーディネータである介護施設でスタッフが、休暇のとり方のシステムをユニバーサルデザインコーディネートすることで、介護施設全体の満足度を向上させることができます。ユニバーサルデザインの対象はモノや空間、建物だけでなく、環境や仕組みや人などありとあらゆるものが対象なのです。ユニバーサルデザインコーディネータ認定資格もあります。興味があれば挑戦してみるのもいいですね。