介護・福祉の最新ニュース

次世代アルツハイマー病治療剤「Elenbecestat」 安全性と忍容性を確認

2018-06-07 20:00

18カ月トップラインにおける安全性と忍容性
エーザイ株式会社とバイオジェン・インクは、2018年6月5日、軽度認知障がいおよび軽度から中等度のアルツハイマー病を対象とした『Elenbecestat』の臨床第2相試験について、18カ月トップラインにおける安全性と忍容性を確認したと発表した。

『Elenbecestat』は、次世代経口アルツハイマー病治療剤として開発が進められている経口βサイト切断酵素(BACE)阻害剤。

アルツハイマー病の進行に期待
BACE阻害剤『Elenbecestat』は、エーザイにより創製された。同剤が阻害するBACEは、アミロイド前駆体タンパク質のβサイトを切断する脳内アミロイドベータ(Aβ)産生の律速酵素。このBACE阻害により『Elenbecestat』は、Aβの総量を低下させ、アルツハイマー病の進行を抑制する疾患修飾作用が期待されている。

同剤は現在、2つのグローバル臨床第3相試験が進行中。米国での開発については、米国食品医薬品局(FDA)よりファストトラック指定も受けている。この指定は、重篤な疾患に対する新たな治療法や、アンメット・メディカル・ニーズを満たす可能性のある薬剤について、FDAが優先的に審査を行うというもの。

有意な効果が確認されたのは初めて
米国にて実施した臨床第2相試験において『Elenbecestat』は、安全性と良好な忍容性を示した。同時に、アミロイドPETによる脳内Aβレベルについても、プラセボ投与群に比較して統計学的に有意な減少を示している。

軽度認知障がいおよび軽度から中等度のアルツハイマー病を対象とする臨床試験において、BACE阻害剤による脳内Aβの減少に対する有意な効果が確認されたのは、初めてのことである。

(画像は写真素材 足成より)


▼外部リンク

Elenbecestatの臨床第2相試験の18カ月トップラインにおいて安全性と忍容性を確認 - エーザイ株式会社
https://www.eisai.co.jp/news/2018/news201844.html

キーワード: 総合

関連ニュース

認知症になる可能性を早期に発見する機械学習プログラム

認知症になる可能性がある人を早期発見2018年7月26日、ジョージ・アンド・ショーン合同会社は、認知症になる可能性がある人を早期発見できる、機械学習プログラムの実証実験の第1期終了を発表した。 ジョージ・アンド・ショーン合同会社が開発した…

続きを見る

早期アルツハイマー病が対象の「BAN2401」試験結果 米学会にて…

アルツハイマー病協会国際会議にて発表エーザイ株式会社および米バイオジェン社は、2018年7月26日、抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体「BAN2401」の臨床第2相試験における詳細結果を、アルツハイマー病協会国際会議(AAIC201…

続きを見る

次世代アルツハイマー病治療剤「elenbecestat」 試験結果…

アルツハイマー病協会国際会議にて発表エーザイ株式会社および米バイオジェン社は2018年7月26日、経口βサイト切断酵素(BACE)阻害剤「elenbecestat」の臨床第2相試験における詳細結果を、アルツハイマー病協会国際会議(AAIC2…

続きを見る

国立長寿医療研究センター アルツハイマー病に関する論文が国際科学雑…

『Human Genetics』誌に掲載国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターは、2018年7月19日、同センター臨床ゲノム解析推進部・重水大智ユニット長が共著者を務めたアルツハイマー病に関する論文が、国際科学雑誌に掲載されたと発表した…

続きを見る

WWIP 日中医療・介護技術交流協会の運営業務を受託

介護のノウハウなどを中国にて提供株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパン(以下「WWIP」)は、2018年7月19日、一般社団法人 日中医療・介護技術交流協会(以下「JCMC」)の運営業務を受託したと発表した。 WWIP…

続きを見る

アクセスランキング※過去7日間

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  11. 11
  12. 12
  13. 13
  14. 14
  15. 15
  16. 16
  17. 17
  18. 18
  19. 19
  20. 20
ページの先頭に戻る