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若年性認知症の人の就労意欲とデイスタッフの困惑

認知症対応型デイサービスにおいて、近年、若年性認知症の人が利用するケースが増えている。高齢者に対するケアとは違った専門性が求められるし、就労意欲をもった利用者の想いと、それに対応しきれないデイの現状。その狭間で悩んでいるスタッフたちは多い。若年性認知症の人たちへの適切なケアが構築されるためには何が必要か?

若年性認知症の利用者へのケアに悩むスタッフたち

 認知症対応型デイサービスの利用者は、高齢者ばかりではない。若年性認知症と診断された方も実は多く利用されている。そして現場では、この方たちをどう支援したらよいか、スタッフたちが悩んでいる状況がある。

【営業マンをしていたA男さん】

 営業車で得意先を回っていたが、道を間違える(わからなくなる)ことが頻回になり、アルツハイマー型認知症と診断され、定年前に会社を辞めた。

【サラリーマンだったB男さん】

 物忘れ症状が出現し、職場の人間関係のトラブルが続き、会社を辞めざるを得なくなった。マンションのローンが残っていたので、B男さんに代わり、妻が働きに出ることになった。一人にしておくのは心配だが、経済的負担もきついので、デイは週1回しか利用していない。

 デイサービスでは、二人とも「何か仕事はないか」「仕事がしたい」とつぶやいている。認知症高齢者の増加は予測していたが、こんなにも若年層の認知症が増えるとは・・・。推定患者数は約3万8千人と言われている。

若年性認知症の実態と対応の基礎基盤に関する研究(2009年) 厚生労働省: http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/03/h0319-2.html

次のページは・・ 利用者の就労意欲をどうやって満たすかが課題となる

キーワード: 認知症 , 介護保険制度 , デイサービス

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