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認知症理解のための医学知識 - 5. 認知症の1次要因と2次要因

認知症の原因を知っておくことは、認知症への理解にはとても大切なこと。シリーズ5回目の今回は、認知症の経過を左右する要因について触れていきたい。

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認知症の経過を左右する原因とは?

 認知症をよりよく理解するには、その原因を知っておくことも大切です。認知症は、主に脳の病気として発症するものですが、その経過は、「治るもの」と「治らないもの」大きく分けられます。ここでいう「治る」とは、認知症の中核症状である認知機能障害が改善し発病前の状態に戻り、再び自立した生活を送ることができるということです。

 さらに「治らないもの」には、認知機能が改善はするものの発病前の状態には戻らず、自立した生活は困難な状態に留まるという経過の「良くなるもの」、「良くも悪くもならないもの」、そして、徐々に、あるいは急速に進行して認知機能が悪化する「悪くなるもの」3つに分けることができます。

 30年余の私の臨床医としての経験からいうと、こうした認知症の経過を左右する原因として「1次要因」と「2次要因」という視点で理解することは治療だけでなく、認知症の人の介護にも有用だと思います。

次のページは・・ 認知症の1次要因・・・脳そのものの変化や疾患によるもの

キーワード: 認知症

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