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ヘルパーの調理援助 - スキルアップを図るには?

高齢者の生活を支える中で、「食」を充実することは重要であるが、訪問介護における「調理援助」というのは、実はヘルパーのスキルの向上が難しい分野でもある。その実態と今後の工夫について考えていきたい。

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実は、利用者の内に秘められている調理の不満

 ヘルパーの面接時に質問する項目がある。「苦手意識のある援助はありますか?」ヘルパー経験がある応募者でも、「家ではそれなりに料理しますが、利用者さん宅での調理は苦手です」と答えが返ってくる。理由は、「自分の味付けが、通用するのか不安」とのことだ。

 調理援助が必要な方のケアプランには、ケアマネジャーが「健康を維持するためにバランスの取れた食事ができる」と、目標に位置づけられることも多く、ヘルパーは食事のバランスを考えながら、たいていは冷蔵庫にある食材で、ご本人のお好みの味付けで調理するという役目になる。

 しかも、決められた時間の中で、必要な品数を調理するのだ。例えば、60分で3〜4品調理して、後片付けまでする、といった感じだ。場合によっては、昼・夕食として食べられる分量を調理することもある。

 実際に、複数のヘルパーが調理援助に入っているお宅で、利用者から聞こえてくるのは、「○○さんの料理は美味しい」という評価もあるが、裏を返せば他のヘルパーとの味付け差を示唆するような話だったり、「昨日のおかずは、固くて味もちょっと薄い」という声だったりする。こういった声も、なかなか表面化されにくく、利用者の中には、「せっかく作ってもらったから、文句を言っては申し訳ない」と、意見するのを我慢されている方もいるようだ。

次のページは・・ 調理を効率的に行うポイントは?

キーワード: サービス提供責任者 , ヘルパー , 訪問介護 , ケアプラン

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