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サービス開始時のアセスメントの重要性

訪問介護を利用するとなった場合に、現場責任者であるサービス提供責任者と、ケアマネジャーの対応の仕方によっては、サービスの質や、継続性、トラブルなど影響が出てくる。新規でサービスを開始する際のサービス提供責任者の動きを例に、アセスメント方法と起こり得るトラブルについて確認していきたい。

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利用者に具体的な流れを提案する

 先日、実際に対応したケースをまず紹介したい。新規利用の利用者の例で、要介護認定結果がまだ出ていない状況で、近隣の市から家族が住む地域に転居されてきた。「週3日くらいヘルパーさんに来てもらって、掃除、買い物、調理を頼みたい」と、ご本人からの要望だ。

 訪問介護の利用を開始する際、ご本人の要望は抽象的なことが多いため、サービスを実現する際の準備として、ご本人、担当ケアマネジャー、サービス提供責任者で、話合いの場(担当者会議)を設け、具体的に話を進めていく。この方の場合、もし要支援1の結果が出た場合、介護保険では、ヘルパーは週2回程度の利用となるため、週2回の設定とする。

 掃除の内容を聞いてみると、部屋の掃除は自身でなんとか出来るとのことだったので、トイレと風呂を掃除箇所とし、トイレは週2回、風呂は週1回の掃除を希望された。サービス提供責任者からは、時間配分として、トイレ掃除に5分程度、風呂掃除に10分程度を提案した。

 買い物は、重たい物は自身では難しいので、食材や飲み物を中心にヘルパーに週に1回、買い物代行を希望された。時間配分として、30分を提案した。

 調理は、昼・夜分に食べられる量を作ってほしいとの要望だが、調理時間を短縮するために、30〜40分程度で、2品くらい量を多めに調理することでご了承いただいた。

 また、同席されていたご家族様より、今後は本人も一緒に調理をしてほしい、とのご要望があり、ご本人の様子を見ながら、調理の作業を一緒にしていただくこととする。話し合いの結果、60分程度の援助を週2回予定。1日は、買い物代行と調理とトイレ掃除、もう1日は掃除援助(風呂・トイレ)と調理の予定とした。

 最初のアセスメントの際のポイント

  1. ご本人の要望を具体的に整理していく
  2. 時間配配分を提案し、援助の流れをイメージしやすくする
  3. ご本人ができる内容を確認し、必要な援助方法を見出す

次のページは・・ サービスの妥当性を確認する

キーワード: サービス提供責任者 , ヘルパー

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