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サービス提供責任者が抱える問題 - 「サービスの質」とは?

訪問介護における「サービスの質」の良し悪しは、サービス提供責任者の力量によって大きく左右される。ヘルパー不足のなか、サービス提供責任者が多忙すぎて、本来の職務と向き合う時間が少なくなっているのも問題だ。改善策は何か?

現場監督が走り回っていては、サービスはよくならない

 訪問介護の依頼を受ける際によく耳にする言葉がある。

 「きちんと掃除をしてくれる事業所に頼みたい」

 利用者が、「要望」どおりにサービスを受けることができない原因は何だろうか?

 訪問介護における「サービスの質」は、サービス提供責任者の力量によって決まる。

 サービス提供責任者は、ケアマネジャーとの連絡、訪問介護計画書の作成、ヘルパーの派遣調整、ヘルパー教育等を行ういわば現場監督のような役割だ。しかし実際には、その現場監督がヘルパー不足のためにサービス現場を走りまわり、事務所不在である場合が多い。そうすると、利用者全員の状況把握をする時間は少なくなり、適切な援助が実施されているかを確認するモニタリングも不十分となる。

 また、ヘルパーへの指導不足が原因で、サービス提供責任者の知らないうちに、不適正事例が発生していることもある。重大な不適正事例となれば、事業所取り消しにも発展しかねない。利用者に対しても多大な迷惑がかかってしまう。

 ところが、そんな危険な状況にもかかわらず、「うちはヘルパー不足で忙しい」と日々の忙しさを理由に、問題を直視しない事業所が少なくないのが現状だ。

次のページは・・ サービスの質向上により「介護の質」が上がる

キーワード: サービス提供責任者 , 訪問介護

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