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家族介護者を支える仕組み作り - 名古屋市瑞穂区の取り組み vol.1

認知症の方を家族にもち、介護に不安と困難さを抱えている家族を、どう地域で支えていくかについて、名古屋市瑞穂区における取り組みを事例として、シリーズで紹介する。1回目は支援につながっていない介護家族、孤立に向かいやすい家族の現状について考えた。

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関連記事:なぜ?認知症対応型通所介護は利用されないか

来年度の改定に向けた認知症施策の流れ

 昨年度、厚生労働省の認知症施策検討プロジェクトチームが「今後の認知症施策の方向性について」を示したのに加え、同年8月24日に公表した認知症高齢者数の将来推計などに基づき、平成25年度概算要求とあわせて、「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」を策定・発表、今後の認知症施策の方針が明らかとなりました。

 併せて、平成26年6月11日に行われた社会保障審議会介護給付費分科会においても、認知症への対応について事案が検討され、来年度の改定に向けた話し合いが本格的に行われています。その方向性のなかで、認知症の人の家族に対する支援を推進するものとして、名古屋市瑞穂区での取り組みを参画者の立場で振り返ってみたい。

瑞穂区の地域福祉の課題とは

 瑞穂区では、平成24年4月に施行された介護保険法の改正の趣旨にある「地域包括ケアシステム」の構築を踏まえ、瑞穂区地域包括ケア推進計画作業部会を立ち上げ、平成25年4月から1年間かけて地域住民、家族介護者、ボランティア、NPO、介護・医療関係の専門職、社会福祉協議会、区役所、保健所などさまざまな立場の34名が委員となり、地域の福祉課題について協議を行ってきました。

 私たちが協議した課題は、

  •   1. 孤立死防止
  •   2. 家族介護者支援
  •   3. 認知症ケア体制
  •   4. 担い手発掘・育成
  •   5. 階層別地域ケア会議の開催

で、特に1〜3についてはプロジェクトチームに分かれ、具体的な事業としての実施を踏まえた仕組みづくりの協議を行ってきました。そのなかの、2. 家族介護者支援のチームの取り組み について紹介します。

次のページは・・ 誰に何を届けるために、私たちは何を行うのか?

キーワード: 介護家族 , 地域包括ケアシステム , オレンジプラン , 認知症

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