介護職の想いをつなぐ介護職のウェブマガジン

ある認知症対応型デイサービスの立ち上げ物語 vol.3

シリーズ3回目は、相互理解を深めたスタッフ・サポーターがミッションを達成する段階になって、具体的にどうすればよいかを考える。

関連記事:vol.1 vol.2 vol.4

やりがいを持って働くための2つのミッション

 働く私たちがやりがいを持って働くことのできる職場づくりは、チームのみんなが良質なコミュニケーションを取れる関係性を築くことである。メンバーとサポーター間の相互理解を深めた我々が次に決めたことは、求められているミッションを達成するための具体的なプランづくりであった。

 私たちがチームを結成するうえで求められている、2つのミッションがある。

1. 姉妹法人で運営する介護人材養成事業での教育内容実践のモデルとして、介護の仕事を目ざす人材に、仕事の価値や魅力を伝えていくこと。
2. 今後増加するであろう認知症に悩む高齢者や家族へ、希望の道しるべとなるケアや情報の発信・相談援助・教育を提供していくこと。

である。

実践を通じて仕事の価値や魅力を伝えたい

 1つめの教育事業には、以前より私も講師として携わっており、この3年間で150名以上の受講生を養成してきた。その中で、卒業した受講生から聞こえてくる話は、「学校で教えられたことと、職場でやっていることが全然違う」ということである。実践の場がハイレベルでついていけない悩みであればむしろ喜ばしい悩みであるが、彼らの多くは、「利用者の方に向き合うとかいう以前に業務をこなすことが優先で、介護の作業をしているみたいでとても人と関わる仕事のような気がしない」「頑張ってレベルアップしようという気持ちが続かない」というのである。

 中には、「やっぱり学校で教えることは理想で、現実は所詮3K職場だよね」という卒業生もいる。そんな彼らに、そんなことないよ、説得力を持って伝えられるのは言葉ではなく、現実の中での実践でしかないと私は思っている。だからこそ、このプロジェクトに参加し実践を通じて介護の価値や魅力を伝えようと私は決めた。

次のページは・・ 認知症ケアは介護事業所単体ではできない

キーワード: 認知症 , デイサービス

この記事はいかがでしたか?感想を残そう!

この記事の感想は?

大賛成 3
賛成 2
中立 0
反対 0
大反対 0

== オススメ介護求人 ==

みんなのコメント

コメントをもっと見る

こちらの記事もどうぞ

  1. 介護現場におけるアロマテラピー

    • ●1
    • ●0
    • ●0
    • ●0
    • ●0
    • 0
ページの先頭に戻る