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ある認知症対応型デイサービスの立ち上げ物語 vol.5

いよいよオープンした認知症対応型のデイサービス。シリーズ5回目は、表面化してきた問題と解決へのプロセスについて触れてみたい。

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利用者ゼロ。ここからが本当の始まり

 5月1日、私たちは小さなデイサービスとして静かにスタートをした。5月1日の時点での正式な利用者はゼロ。ここからが本当の始まりである。

 私たちの住む地域は、デイサービスの激戦区。周辺の事業者もなかなか利用者の確保が難しいなかで、早く結果を出したいという焦りの気持ちがオープン前に表面化することとなった。

リーダーシップとは何か?

 原因は、このデイサービスの原点ともいえる対話・コミュニケーションが不足していたこと、人を大切にしていくという大原則をおざなりにしてしまったことにあった。

 あれもこれも間に合わない分は「自分でやらなきゃ」、「何とかしなくては」と思い込み、仲間を頼らず、肝心なことを後回しにしてしまったことで、チームの信頼関係が大きく揺らいだのである。また、うまくいっていない原因を知らず知らずのうちに自分以外に転嫁していたことにも気づかされた。理屈ではわかっているつもりなのに、いざとなると大切なことを見失っていたのである。

 このような事態で、出航前夜、メンバー間での話し合いが行われた。重苦しい空気の流れるなか、本当にありがたかったのは、私の過ちに対して正面から想いや意見をぶつけてくれるチームのメンバーたちの存在であった。オープンに向けて準備を進める中で感じていた違和感・・・話し合っていくうちに、私はリーダーシップをとるうえでの大切なことに気づかされた。

次のページは・・ リーダーに求められているもの

キーワード: 人材マネジメント , 認知症 , デイサービス

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