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人手不足感がやや改善?その深層は

介護労働安定センターが、平成25年度の介護労働実態調査の結果を公表しています。同調査は毎年実施されているもので、その時々の施策にも影響を与えるデータとなっています。たとえば、この1年で人手不足状況はどうなっているのか。緩和されたのかどうか。1年という短い期間の中でも、浮かび上がってくる状況を追ってみましょう。

関連サイト:平成25年度 介護労働実態調査結果について(介護労働安定センター)

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増加率マイナスなのに人手不足は改善?

 まず、採用率・離職率の動向を見ると、この1年での気になる変化に気づきます。まず目立つのが採用率の低下です。一方で離職率は非正規従事者において改善が見られるものの、人材全体の増加率はマイナスとなっています。つまり、辞める人の割合がそんなに増えているわけではないが、それ以上に新しく人がやってこないという傾向が見られます。

 では、人手不足感はどうなっているかというと、全体の人手不足感は1年で1ポイント以上改善しているという不思議な現象が見られます。その一方で、個別の職種の不足感を見るとわずかではありますが、軒並み悪化しています。たとえば、介護職員、ケアマネなどは3ポイント近くの悪化、訪問介護のヘルパーに至っては5ポイント以上の悪化となっています。この「全体と職種ごとの傾向」の逆転現象は、どこから来ているのでしょうか。

 もう少し細かく見ると、看護職やリハビリ職については、人手不足感がやや落ち着いています。つまり、介護系職種の人手不足感は強いものの、それを看護やリハなどの職種がカバーしており、それが全体の人手不足感の上昇を緩和しているという仮説が浮かびます。

次のページは・・ 経営・管理側の「実感」はどこにあるか

キーワード: 人手不足 , 人材マネジメント

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