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介護の専門性こそ社会を変える糧に

社会保障審議会の福祉人材確保専門委員会が開かれ、「介護人材確保の具体的な方策」が提示されました。なぜ、介護人材の確保が難しくなっているのか。この課題を掘り下げるべく、さまざまな視点から提議が行われています。介護の現状と照らしたうえで、根本的な問題はどこにあるのかを改めて考えてみます。

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介護人材の「山」を高くするにはどうすれば?

 委員会が提示した方策を見ると、5つの「目指すべき姿」が示されています。介護人材のあり方を山にたとえたものです。それによれば、すそ野を広げつつ(参入促進)山を高くし(専門性の明確化・高度化)、その標高を定めたうえで(人材活用のための機能分化)頂上までの道を作ります(キャリアパスの構築)。そして、長く歩み続けられる環境を整える(定着促進)というビジョンが描かれています。

 どこから取り組むべきかを探ったとき、「山を高くすること」が不可欠と考えます。もちろん、すべての方策を同時並行で進めるべきなのかもしれません。しかし、山を高くしなければ、すそ野は広がりませんし、標高も定められません。標高が定まらなければ道を作ることもままならず、歩み続けられる環境づくりも本末転倒となってしまいます。

 では、山を高くする、つまり専門性の明確化・高度化を図るにはどうすればいいのか。この課題は、そもそも「介護」という概念がスタートしたときから延々と続いています。そして、今なお整理できていない、むしろ昨今の社会保障制度改革の中でますます混迷を深めてきたのではないでしょうか。

次のページは・・ 重点化と効率化の波が専門性を危うくする!?

キーワード: 人手不足 , 人材マネジメント

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