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教科書表記への抗議で考えたいこと

介護サービスにかかる6つの業界団体が、文科省検定済みの教科書に対して、「内容を改める」ことを求める文書を提出しました。具体的には、「介護の仕事が重労働で低賃金」といった説明表記に対し、「根拠が不正確で、職業としての魅力や社会的評価を否定する」と訴えたものです。こうした業界団体の指摘を、現場はどう受け止めたらよいでしょうか。

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根拠ある基準は確かに大切。しかし…

 教科書のように公共性の高い媒体では、その記述の根拠が問われることは当然でしょう。現場での「重労働・低賃金」という事実を受けたとしても、その詳細な状況やそれを生み出している背景を提示できなくては、将来の人材を育む教育素材として不十分と言わざるをえません。一方で「上記のような根拠を提示できないから、重労働・低賃金という事実にまったくふれない」のにも問題があります。

 これからの人材にとって必要なのは、(1)(負の部分を含めた)現場の事実を受け止め、(2)その解決に向けた可能性はどこにあるのかという情報です。そのうえで、(3)(2)の解決にために自分たちができること、業界として取り組むべき方向性はどこにあるのか。そして、(4)その先にある「介護サービス業の未来」像とは何か──ここまで示されてこそ、(1)の負の部分を乗り越える勇気が生まれるはずです。

次のページは・・ ネガティブな言葉が先走る背景にも注意

キーワード: 離職 , 人手不足 , 人材マネジメント

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