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介護福祉士受験者急減の背景を探る

介護福祉士試験の申し込み者が、前回の半分以下にまで減少したことは、国にとっても、業界にとっても大きな衝撃です。確かに、実務研修ルートでの最大で450時間という実務者研修が大きな要因の一つなのは間違いないでしょう。しかし、それだけでしょうか。

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若い人材が抱えがちな職業上の悩みとは

 どんな職業でも、従事者がそこで働き続けるためのモチベーションは、一律ではありません。「生活のために、そこで働いてお金を稼ぐ」という動機は確かにあります。しかし、それだけで前向きな労働意欲を維持できるほど、人の心理は単純なものではありません。

 特に若い人の労働意欲において大切なことは、「自分はこの仕事を通じて、組織や社会の中で何らかの役に立っている」という実感です。高度成長期の頃の経済は、とにかく目の前の業務をがむしゃらにこなせば企業は成長し、自分の給与も右肩上がりとなって家族も養えるという状況が一般的でした。あえて自分の存在意義を追求しなくても、日々目の前に「成果」が見えていたわけです。

 しかし、今の時代、社会状況は当時のようにストレートではありません。社会や経済のあり方が複雑化する中では、「自分がしている仕事」が、組織や社会にどのように貢献しているのかはなかなか見えにくくなっています。働く人が労働の意義を実感するためには、身近な上司や先輩が「君はこんな部分で貢献している」ということを、日々の業務の中で意識的に示していくことが必要になっています。

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キーワード: 介護職員処遇改善加算 , 介護スキル , 介護報酬

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