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介護福祉士受験者急減の背景を探る

基本報酬下げトレンドがもたらす影響

 しかし、その職業をとりまく環境が大きく揺れ動くと、「働く意義」を示す側である上司や先輩も、「この職業で大切なことは何か」という価値観が揺らいできます。部下を評価する側が「何を評価すればいいのか」という物差しを見失えば、その迷いは組織全体に広がります。つまり、「自分は役に立っている」という実感を持てない人材が増えるわけで、そうなれば人材はどんどん抜けていき、その業界自体の存立が危うくなっていきます。

 これが、まさに今の介護業界が直面している状況です。業界環境ということで言えば、まず基本報酬の引き下げトレンドがこれからも続く可能性が高くなっています。経営母体から管理者に与えられるミッションは「コスト削減」であり、そうなれば余裕をもって部下をポジティブ評価することはできません。現場リーダークラスである上司や先輩も、「いつかは自分もその立場になる」という意識から、後輩や新人をポジティブに評価するという風土はどんどん摩滅することになります。

次のページは・・ 処遇改善加算増でOKはあまりに浅い認識

キーワード: 介護職員処遇改善加算 , 介護スキル , 介護報酬

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