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介護が疲弊しては「わが事」は育めない

我が国の福祉施策で、今声高にアナウンスされているのが「わが事・丸ごと」というキーワードです。国会提出中の介護保険法等改正案でも、このキーワードの具現化が目立ちます。ここでは、「わが事」の部分に着目します。

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「わが事」醸成を打ち出した厚労省検討会

 「わが事」という言葉は、「他人の苦難をわが事のように心配する」などという具合に耳にすると思います。特定の人に起こった出来事を「地域」に置き換えてみれば、「地域のさまざまな課題を自分やその世帯にかかわるあるものとしてとらえる」ことであり、「他人事」の対局にあるものです。厚労省が昨年開催した地域力強化検討会では、この「わが事」の意識を醸成することが、地域福祉を次のステージに進めるカギの一つと位置づけました。

 その地域力強化検討会の中間とりまとめでは、他人事を「わが事」に変える働きかけの機能として、以下の3つをあげています。(1)地域住民が主体的に、「どのような地域に暮らしたいか」を話し合える土壌づくり。(2)「地域で困っている課題を解決したい」という気持ちで活動する住民を増やしていくこと。(3)「1人の課題」を解決する成功体験の積み重ねによって、住民の「私たちにもできることがある」と思える風土を築くという具合です。

 では、この「他人事をわが事に変える働きかけ」を目指すうえで、今回の法案では、どんな方策が示されているのでしょうか。

次のページは・・ 介護保険法等改正案に見る「わが事」の話

キーワード: 互助 , 自助 , 介護保険制度

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