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介護が疲弊しては「わが事」は育めない

介護保険法等改正案に見る「わが事」の話

 まず、一括法の中の社会福祉法改正の条文内に、以下の言い換えがプラスされています。それは、地域福祉の理念において、従来の「地域住民、社会福祉を目的とする事業を経営する者および社会福祉に関する活動を行なう者」を「地域住民等」で一括りにしたことです。

 一見些細なことですが、その後の条文内に言い換えられた「地域住民等」という言葉がたびたび登場します。つまり、社会福祉に専門的な立場からかかわる人々が「等」という言葉にまとめられ、「地域住民」の位置づけが強調されたわけです。地域の課題解決に向けた主人公は、あくまで「地域住民である」との考え方が前面に出されたことになります。

 そして、その「地域住民等」に対し、地域の多様な生活課題を把握したり、支援関係機関との連携等によって「解決を図るよう特に留意する」ことを求めています。また、そうした「地域住民等」の意識づくりに向けて、彼らが相互に交流を図れる拠点整備や(地域課題解決に向けた)研修の実施、その他の環境整備を「市町村の努力義務」としています。

 あくまで「留意事項」や「努力義務」ですが、以上の点について厚労省が必要な指針を定めるなどの条文も追加されています。地域の自主性に任されていた互助のしくみが、法的に再編成されたことは間違いないでしょう。

次のページは・・ 地域住民である介護職も「わが事」の当事者

キーワード: 互助 , 自助 , 介護保険制度

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