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パラリンピック開催で考えたいこと

2000年シドニー大会の「事件」とその後

 なぜ、上記の2大会で知的障がいがある人の参加が認められなかったのでしょうか。ご記憶の方も多いでしょうが、2000年のシドニー大会で起こった「事件」によるものです。

 この大会では、知的障がいランクによるバスケットボールが競技に含まれており、スペインチームが金メダルを獲得しました。ところが、この時に出場した選手団12人のうち10人が健常者であるという不正行為が発覚したのです。スペインチームはメダルをはく奪されましたが、それだけでなく、その後の大会で知的障がいがある選手の参加を「認めない」という事態にまで発展しました。

 その後、上記の2大会を経て、2012年のロンドン大会で再び一部競技での知的障がい者の参加が認められました。しかし、先のバスケットボールについては、現段階では参加競技として復活はしていません(バスケットボールは肢体不自由クラスの車いす競技のみ)。

 確かに、知的障がいは身体障がいと比較して判定が難しいうえ、不正に対して厳しくのぞむという運営側の姿勢も理解はできます。しかし、オリンピックでもドーピングなどの不正はありますが、メダルはく奪はともかく、協議への門戸を閉ざすという例はありません。

次のページは・・ 2019年のスペシャルオリンピックスにも注目

キーワード: コミュニケーション , 障がい者 , 共助

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