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身体拘束廃止に必要なもう一つの視点

介護サービス利用者の尊厳保持に向け、第三者視点でサービスをチェックする介護相談員。このたび、利用者への身体拘束や虐待の未然防止に向けて「介護相談員を活用する」という趣旨の調査研究の結果が公表されました。

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報告書に書かれた「施設側」への厳しい言葉

 今回の調査では、現場に派遣されている介護相談員へのアンケート調査を通じ、身体拘束・虐待につながる不適切ケアの実態にかかる掘り起こしが行われました。特徴的は、これまで十分な把握が行われてこなかった「身体拘束・虐待に結びつくグレーゾーン」のケアについてもスポットが当てられたことです。

 具体的なグレーゾーン等については、ニュース内でリンクが貼られている報告書をお読みください。ここでは、今回の報告書を受け、「今後どのような対策が必要なのか」を探ります。ポイントとなるのは、介護相談員だけではない第三者チェックのあり方です。

 まず、相談員アンケートの結果に対する考察に注目します。その中には、こんな部分があります。それは、「身体拘束にかかわる案件を施設に伝えるとき、『現場がわからない素人が口を出すな』と態度を硬化させることがある」としたうえで、「『現場がわからない』は身体拘束を正当化する常套句であるが、それで議論を終わらせるのは逃げ」という点です。

次のページは・・ 施設を構成する「雇用者」「経営者」の構図

キーワード: 事件・事故 , リスクマネジメント , 人材マネジメント

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