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生活援助新研修で現場はどうなる?

生活援助の人員基準が緩和されたのに合わせ、生活援助に従事する人のための新研修が設けられます。そのカリキュラム案が、パブリックコメント募集案件の告知の中で公表されました。新しいしくみによる影響を考えます。

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「生活援助の専門性」は身につくのか?

 カリキュラム案(59時間)を見ると、介護職員初任者研修(130時間)のカリキュラムをベースにしたものであることがわかります。「コミュニケーション技術」は研修時間が同じですが、それ以外は一律に研修時間が短縮されています。また、初任者研修では別立てとなっている「認知症の理解」と「老化の理解」が、新研修では「認知症と老化の理解」に統合され、これも総時間は短縮されました。

 こうした研修時間の長短はともかく、ポイントとなるのは、「生活援助の専門性」をきちんと教える内容になっているかという点です。そのあたりは冒頭の「職務の理解」にあたるのでしょうが、この部分の研修時間は2時間で、初任者研修の3分の1となっています。

 仮に「自立支援に資する生活援助」というビジョンがあれば、そのあたりの理解こそがプロの職能として求められる部分であるはず。となれば、少なくとも初任者研修と同程度の時間をとって専門性の土台をしっかり固めることが必要ではないでしょうか。仮に他の課目に反映させるとしても、入口となる「職務の理解」でしっかりとして基礎づくりをしなければ、十分な足腰を伴わない知識だけが上積みされるということになりかねません。

次のページは・・ 事業所は新研修修了者を受け入れられるか

キーワード: 介護スキル , ヘルパー , 自立支援

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