介護職の想いをつなぐ介護職のウェブマガジン

介護福祉士の志願者を増やすには?

2016年度、介護福祉士国家試験の受験者が対15年度比で半減し、17年度も6割程度の回復にとどまっている──この厳しい現状に、国も強い危機感を抱いています。厚労省は、実務者研修受講費用の貸付制度の周知や教育訓練給付制度の拡充などを打ち出していますが、見通しは決して明るくありません。

関連記事:介護人材の権利擁護新法も視野に

関連記事:新処遇改善加算は効果を上げたか?

関連記事:アクティブシニアが大活躍!介護の役割分担で人材不足を解消する方法

社会全体を視野に入れた介護福祉士の活躍場

 介護福祉士という資格で常に指摘されるのが、社会的な役割の中での業務独占です。たんの吸引等の一部医行為が行なえますが、医師・看護師等の業務補助的な範囲にとどまります。サービス提供体制強化加算などの要件に「介護福祉士取得者の比率」も含まれていますが、事業所・施設への報酬に包括されるので、介護福祉士個人への報酬は組織内の「資格手当」等に反映されるだけです。

 つまり、広く社会の中で見た場合、「介護福祉士だからできること」が評価されるしくみは極めてぜい弱なのが実情です。当人が職業人生上のキャリアステップを考えたとき、一法人内だけでなく(将来的な転職も視野に入れた)社会の中で「資格をどのように活かせるか」を考えるのは自然のことです。この部分での答えがなかなか明確にならないことが、「介護福祉士になる」という動機が広がっていかない原因の一つではないでしょうか。

 そこで考えたいのは、以下の2点です。(1)社会全体を視野に入れた「介護福祉士を活かせる道」を示すこと、(2)(1)を社会の側が共通認識としていること──この(1)(2)を同時に満たす方策を考えることが重要です。

次のページは・・ たとえば包括の配置基準に介護福祉士を

キーワード: 介護スキル , 人手不足 , 人材マネジメント

この記事はいかがでしたか?感想を残そう!

この記事の感想は?

大賛成 2
賛成 1
中立 1
反対 0
大反対 0

== オススメ介護求人 ==

みんなのコメント

コメントをもっと見る

こちらの記事もどうぞ

  1. 人材確保は地域偏在の問題にも着目を

    NEW!
    • ●0
    • ●0
    • ●0
    • ●0
    • ●0
    • 0
  2. 生産性向上と魅力PRの芯はどこに?

    • ●0
    • ●0
    • ●0
    • ●0
    • ●0
    • 0
ページの先頭に戻る