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生産性向上と魅力PRの芯はどこに?

厚労省より、2019年度予算の概算要求が出されました。介護福祉分野で特に重点化されているのが、「現場の生産性向上」と「人材確保」をテーマとするものです。特に、「介護職の機能分化」と「人材の参入促進を図るための介護の仕事の魅力PR」の2点に注目します。

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介護職員の機能分化に欠かせない視点

 「介護職員の機能分化」については、三重県から全国へと波及した介護助手モデル事業が代表例の一つとしてあげられます。おおむね60~75歳の「元気な高齢者」を介護助手として採用し、専門的な知識やスキルがなくても手掛けられる「周辺業務」を担ってもらうというもの。これにより、介護職員の周辺業務に追われる負担を軽減し、残業等の短縮や専門性が求められるケアの集中を図るわけです。

 今回の概算要求では、こうした取組みの成果の横展開などに、新規で5.9億円の予算投入が図られています。「元気な高齢者」だけでなく、現場では「高校生アルバイト」や「子育てを終えた主婦層」など、介護人材のすそ野の拡大に沿って対象が多様化しています。こうした多様な取組みを集約し、現場の特徴に合わせたノウハウのマッチングが図れれば、有効な改革になるかもしれません。

 ただし、もっとも難しいのは、この「現場の特徴に合わせたマッチング」です。「特徴」を明確にするには、現場ごとの詳細な業務分析が必要です。たとえば、利用者の中の重度化傾向(疾病の種類、栄養状態の分布も含む)や認知症のBPSDの悪化状況、気候変化など、さまざまな要因によって業務の特質は大きく変わってきます。加えて、制度(介護のみならず医療も含む)が変わることにより、同じ現場でも時系列による変化も生じます。

次のページは・・ 「事例を集めて横展開」では足りない!?

キーワード: 人手不足 , 人材マネジメント , 介護保険制度

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