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小規模多機能型居宅介護はなぜ利用されないか

住み慣れた地域で認知症の人を支え、見守るための大きな可能性を秘めた小規模多機能型居宅介護。このサービスに期待が集まるが、未だ十分に機能していない現実がある。その背景と改善策を考える。

 先ごろ、会計検査院が公表した文書である。

●地域密着型施設の利用状況
326事業所中、255事業所(整備交付金交付額計43億3705万余円)において、地域密着型施設が全く利用されていないなど、整備交付金の事業効果が十分発現していない事態が見受けられた。
●施設利用が低調の理由
・小規模多機能事業所は、通所が中心の利用を想定しているが、宿泊を望む場合が多く、対応が困難。
・地域住民等に対して、小規模多機能介護のサービスが十分に周知されていない。
地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金等により整備した地域密着型施設の利用状況について 平成25年10月22日付け厚生労働大臣宛て

 などとして、厚生労働省に対して改善要求を行っている。

 小規模多機能型居宅介護の利用が低調なことは指摘のとおりであるが、上記会計検査院による「低調な理由」の分析は、的を得たものになっているのか? 検証してみたい。

次のページは・・ 理想のサービス実現を阻む2つの理由

キーワード: 地域密着型 , 宅老所 , 小規模多機能 , 認知症

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