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通所介護の送迎サービスに求められる専門性とは? vol.7 事故報告書・ヒヤリハットを活用しよう

送迎サービスでの事故報告書・ヒヤリハットについても、日ごろ意識して取り組みをしていますか? 発生後、その場での処理等は実施しても、他職員との情報共有や今後の発生予防の取り組みまで実施するような事業所は少ないのではないでしょうか?

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送迎サービスの質を上げる事故報告書・ヒヤリハットの活用

 通所介護の事故報告書・ヒヤリハットと聞くと、その多くは、食事・入浴などのサービスに焦点が当たりがちですが、毎日行う送迎サービスについても忘れてはなりません。ただ、他のサービスと比較すると、なぜか「他職員と共有しにくい」「意識を向けにくい」傾向があるのはなぜでしょう?

 理由はさまざまあるかと思いますが、送迎サービスを実施する職員の傾向をみても、運転できてなおかつ、ご利用者を安心して乗車させられ、送迎できる、といった高い技術を持ち合わせている者がなかなか少ない現実もあります。

送迎は契約した専門の運転手が行うことが多く、専門性が発揮しにくい現実がある

 通所介護サービスの勤務シフト上、送迎は、比較的決まった職員が実施しがちで、現実には、運転は運転手としてのみ契約された、非常勤職員が実施する傾向が多くみられます。このような実情ですから、正直言って、安全運転ができる職員を探し、接遇などの要素も含めた教育システムを整えることは、なかなか難しい点もあるかと思います。

 そんな状況下でも、今いるスタッフ内で手がけやすく、即サービスにも反映しやすいのが、事故報告書・ヒヤリハットの活用です。これによって、送迎サービスの重要さ、それに関わる介助技術等を改めて認識することができ、質の向上にもつながります。

 送迎サービスにおける事故報告書・ヒヤリハットを活用することは、その事業所の「ウリ」につながるかもしれません。

 ここで大事なのは、送迎サービスに関わる職員を限定しないで、定期的に入れ替えをさせることです。多数の職員が送迎サービスに関わることによって、職員同士の一体感につながります。なおかつ、幾つもの気づきや知恵を共有することができて、新たな教育要素としても活用できるのです。ひいては、職員育成や送迎サービス全体の底上げにもなるでしょう。

 他通所介護施設とのサービスの差別化にも結びつくかもしれません。

次のページは・・ なぜ、事故報告書・ヒヤリハットが必要なのか

キーワード: コミュニケーション , リスクマネジメント , デイサービス

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