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「触れあうこと」の大切さ vol.1 コミュニケーション

少子高齢化が進み、核家族化によって家族内での世代間交流の機会が減少し、現代は家族の在り方が変化している。セラピストとして、病気や障がいのある人、その家族や介護職へのトリートメントを行い、それを通じて感じた心の触れ合いや触れることの大切さについて、シリーズでお伝えしていきたい。

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高齢者や障がいのある人へのエステティックは、ヨーロッパでは歴史が長い

 日本では、一般的に「エステティック」と聞くと、女性のための美容というイメージがあるが、エステティックが発展したヨーロッパでは、老若男女がエステティックサロンを利用する。

 セラピストが国家資格となっている国もあるため、美容のためだけではなく健康のためにサロンやスパを利用する人も多いようだ。美容のためだけでなく、健康という予防医学の見地から、エステティックサロンを利用する人が多いのも、日本と異なる特徴の一つであろう。

 また、高齢者や障がいのある人へのエステティックの歴史は長く、セラピストは医療や福祉のチームの一員として、医療機関や福祉施設の専門職と協力しながら心療内科やホスピスなどにケアを提供している。

 本来、エステティックには、触れる行為による「癒し」の効果があり、ストレス軽減につながる。例えば、認知症の高齢者にエステティックを行うと、ストレスが和らぎ、笑顔が戻って、認知症の症状も軽くなったり、改善した、などという例が多数報告されている。

 超高齢社会を迎え、日本でも、アロマセラピーやエステティックの「触れる」というコミュニケーションを通じて、生活の質(QOL)を高めたり、その人らしい暮らし(ROL)を取り戻すことができ、心理的・社会的な面に活かせるようになればよい。私はそう思って、2010年より介護や社会福祉の分野で、セラピストとして活動を始めている。

次のページは・・ 施設における「触れあう」機会の少なさ

キーワード: コミュニケーション , 癒し

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