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「触れあうこと」の大切さ vol.3 介護家族の癒し

昨今では「ケアする人のケア」が必要だといわれている。介護家族に、セラピストとして行うトリートメントが癒しとなり、ひいては介護される方へも伝わる。今回は、女性の介護家族のケースを通じて、その具体的な例を紹介したい。

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家族にとって介護は「24時間365日休みなし」

 日ごろは、主に介護が必要な方へセラピストとしてトリートメントを行うことが多いが、介護家族の方へ、レスパイトとしてトリートメントを行うことがある。

 施設訪問をしていて「介護する人が元気でなければ」と常々感じるが、それは、介護家族にも言えることだ。

 介護家族には、さまざまなケースがある。夫婦の関係もあれば、親子の場合もあり、また、血縁関係でないこともある。男性か女性かによっても状況は異なり、年齢によっても違う。だが、抱えている課題は、それぞれの関係性によって多少の違いはあるにしても、一般的に疲労、ストレス、睡眠不足等と、共通していることが多い。

 人は、日常的な暮らしにおいても、疲労やストレス、睡眠不足等をリセットしていかなければ、やがて、体調が優れなくなったり、心のバランスを崩してしまう。特に終わりの見えない介護は、先行きの不安や時間の経過ともに、心身の疲労が解消されることなく蓄積され、ストレスとなっていく。

 介護をされる方の状況が変わって「24時間365日休みなし」となった場合、在宅で介護をしている家族にとって、自らのリフレッシュやリラクゼーションの時間を設けることは難しい。デイサービスの利用によって、介護家族へのレスパイトとなっている場合もあるが、それだけで完全にリセットできるかというと、そういうわけではない。

 疲労やストレスが蓄積され、睡眠不足も慢性的になっている状況で、果たして自分自身の身体に目を向けられる人はどれくらいいるのだろうか?

次のページは・・ 身体の触れあいが「こころの触れあい」につながる

キーワード: 癒し , 介護家族 , 終末期

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