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高齢者が安心して暮らすために

今回は、高齢者が普段の生活の中で陥りがちな「オレオレ詐欺」、逆走などの危険性が指摘されている「車の運転」、「虐待」を取り上げます。さらに、このような事故から高齢者を守る「権利擁護」についても触れてみましょう。

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高齢者と車の運転

 認知症高齢者の車の運転において、逆走したり、ブレーキとアクセルを踏み間違えたりといった事故が問題となっています。その他にも、認知症高齢者は次のような運転に陥りやすい傾向があります。

  • 位置関係の把握が難しくなるためセンターラインをはみ出す
  • 集中力、反応速度が低下するのでブレーキなどの操作が遅くなる

 そこで、70歳以上で免許を更新するときは、検査や講習を受けることが必要になりました。70歳〜74歳までの方は、以下が免許更新の際に義務とされています。

  • 講習受講
  • 動体視力や夜間視力
  • 指導員と一緒に車を運転し助言をうける

 さらに75歳からは「講習予備検査」を行い、「記憶力、判断力が低くなっている」「少し低くなっている」「心配がない」と三段階で判定されます。ここで「低くなっている」と判定され、信号無視や一時停止を無視するなどの交通違反をしたときは、専門医の診断を受けなければなりません。この診断で「認知症」と診断されれば、免許が取り消されてしまいます。また75歳以上では30分の講義と動体視力・反応速度の測定、さらに運転しながら受ける講習があります。

 しかし危険性が指摘されていても、公共交通が少ない地域に住んでいる人もいるでしょう。「車がないと、どこにも行けない」という地域に住む高齢者は、免許が取り消されると生活そのものができなくなってしまいます。

 そのため高齢者のQOLを保つためには、免許返納に先立ち、買い物弱者対策や通院時の送迎などの整備が必要と言えるでしょう。

次のページは・・ 巧妙化する振り込め詐欺

キーワード: 医療と介護の連携 , オレンジプラン , 認知症

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