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ささやかながら難しい「家に帰りたい」という思いの実現

これまで問題視されていた「機械による延命治療」が減り、現在はQOL「ターミナルケア」の重要性が高まっています。看取り加算もつき、「住み慣れた自宅で看取る」という方向性が明らかになりました。ではこの動きに、ケアマネージャーはどう関わっているのでしょうか。

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退院後の行先は?

 医療的処置としてできることがないと退院することになったら、次はどこへ行けばいいのでしょうか。以前入所していた施設か、それとも自宅か。あるいは療養型病床群、老人保健施設などいくつかの選択肢があります。この中で「無理だろう」と諦められがちなのが、本当は一番の望みである「家に帰りたい」ということ。この望みがかなえられない理由としては、次のようなものが挙げられます。

  • 療養に必要な用具がない
  • 緊急時の病院や診療所でみてもらえるのか
  • 医師や看護師などから、療養のための指導や定期的な診察が受けられるのか
  • 入浴や食事などの介護サービスがあるのか

 しかし逆に考えれば、これらができるようになったら、「家に帰りたい」という望みを叶えることができるのです。

ターミナルケアとケアマネージャーの役割

 医学的治療では回復が見込めず、QOLを維持することもできない。こうした状態の高齢者に、できるだけ苦しい思いをさせず自然に近い死を迎えてもらおういう視点が、近年主流となってきました。そのため、「ホスピス」への入院を待っている方が多く見られます。

 しかしその反面、「自分の家で看取られたい」というニーズに応えるため、在宅での看取りもまた必要とされてきました。このとき退院した患者が在宅で過ごすに当たりもっとも恐れているのが、「誰もいないときに、具合が悪くなったらどうしよう」ということです。

 そこで、「医師・看護師や介護者、あるいは食事を作ってくれる人などが訪問するから、心配しなくてもいいですよ」といえる環境を準備しておくのが、ケアマネージャーの大切な役割です。

次のページは・・ 患者とケアマネージャーが確認すること

キーワード: 看取り , 終末期 , ケアマネジャー

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