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孤立した男性高齢者の住まいと支援

最近問題になっている「孤独死」。近所の人が異変を感じ通報するまで、誰にも亡くなったことを知ってもらえない。「家族に囲まれて、眠るように息を引き取るのが理想」と思う人たちにとって、これは本当に恐ろしいことです。では、どうすれば孤独死を防げるのでしょうか。

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男性に多い孤独死の背景

 圧倒的に多いのが男性の孤独死。これは、近所付き合いがなかったことが大きな理由のようです。女性ならば近隣との付き合いから、「ここ数日、〇〇さんを見ない」などのシチュエーションで、死後すぐに発見されることが少なくありません。しかし男性高齢者の場合、仕事優先だったため定年後にインフォーマルな付き合いがほとんどなく、家に閉じこもりっきりになってしまうといった方が多いのです。

 もちろん、例えば進んで近所のボランティアやサークル等へ入れる、社交的な人なら問題ないでしょう。しかしこうした交流が苦手だと、「倒れても気づく人がいない」ないという事態が起きかねません。

 また、孤独死は高齢者だけでなく、未婚の50歳代男性にも多いことが分かっています。これは、少し意外に思われるかもしれません。不景気によるリストラなど、社会は大変な勢いで変化しています。これまでの経験や社会的地位が一切通用せず、会社の雇用機会は限りなく「ゼロ」に。すると、社会生活が送れなくなった50歳代男性の生活は、あっという間に社会から孤立していくでしょう。たとえ病気になっても病院に行かず、独りで亡くなり、気づいてもらえないのです。

一人暮らしを続けられる条件

 一人暮らしを続けるためには、家族、あるいは近所に友人がいることが大切です。中には、妻が生前に築いてきた近所の知り合いが引き続き見てくれる、インフォーマルな援助を受けられる人もいます。

 こうした人たちに介護保険サービスを勧められることで、一人暮らしの男性高齢者と介護保険サービスとが結びつき、そしてフォーマルな支援を受けられることになるでしょう。あるいは週に一回の施設通所によって、新しく友達ができる人もいます。

次のページは・・ 援助の際に気をつけること

キーワード: コミュニケーション , 独居 , 見守り

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