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介護予防ケアマネジメントへの期待と問題点

一般介護予防事業における住民主体の介護予防活動とその支援は、まず通いやすいところにリハビリテーションを行う場所を作り、住民が自ら積極的に参加・運営していく“住民主体の通いの場”として、原則週1回以上の開催を行うこと。また、出前講座による栄養教室や口腔教室などを組み合わせることによって、住民主体の取組 の効果を高めることが挙げられます。具体的なリハビリテーションの実施内容については、アドバイサーがつくとのこと。施設内での該当例を見ながら、当該事業の課題を考えてみましょう。

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該当例:入所者主体による体操

 高齢者が主体となって行うリハビリテーションについては、以前に勤めていた施設で該当するものがありました。数年前に行われた「近所の病院がいつまでも元気で過ごすために」という講演では “転倒予防体操”のやり方まで教わり、これは椅子に座って行うため、杖を使っている方や足元が弱い方も参加できるもの。その後、入所者の方々が「毎日体操をしたい」と言ってきました。そして大広間に椅子を並べ、5時から始めるということに決めたようです。

 職員は体操が始まる時間にお知らせの放送を流すだけ。椅子の準備や片付けは、入所者の方々が行っています。号令をかける当番も決められたようで、当番の方は「次は足首を回します」などと元気に声をあげていました。参加者はそれに合わせ、足首やひざを動かすといった体操に取り組みます。

自分たちで決めたことだから

 なぜ、こういった体操がこんなにも受け入れられ、かつ続いているのか。これについては、どうしても単調になりがちな生活の中で「毎日時間を決めってやること」が良い刺激となり、「体に良いことをやる」ということが生活の励みになっているからだと思います。号令当番については、「何らかの役割を果たせる」ことも影響しているのかもしれません。

 施設の特徴として、ケガや病気で入院し、特養に移ったり亡くなったりする人がいるのは身近なことです。元気でいるための方法を知ることは、切羽詰まった願いでもあります。「何かしなければ」と思っていても、どうして良いのか分からない。そんな方は多いのではないでしょうか。それが、「“身近な”大広間でできるならやろうか」という気持ちになるようです。

 また、お風呂から出て一休みし、運動したらその流れで食事という「ノリ」も良いようです。自分たちで決めた時間だから、このような流れができたのでしょう。この体操は1年程で、入所者の方々にとって重要な日課になっていました。

次のページは・・ 2つの課題

キーワード: ケアマネジメント , 介護予防 , 地域包括ケアシステム

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