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要介護1・2の高齢者の介護サービスの今後について

厚生労働省によって、要介護1・2で受けられる介護保険内サービスの見直し検討が発表されました。要介護1・2の高齢者が利用する生活援助サービスと福祉用具・住宅改修サービスについて原則自己負担へ見直す方針を固め、2017年の通常国会で法改正をする意だと言います。一方で要支援1・2の他に「虚弱高齢者」というカテゴリーを作り、リハビリサービスが受けられるようになりました。そして、特養に入所できるのは要介護3以上。では要介護1・2の高齢者に、いったいどのような支援ができるのでしょうか。

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なぜこのような施策が出たのか

 現在、介護保険では、1割負担の人は1回250円程度で生活援助(45分以上)を利用しています。しかしこれを自己負担にすると、その負担額は1回2,500円程度となるのです。週3回の生活援助サービスを入れてことが多く、これと同じサービスを使うとすれば月約3万円。年金からこれを毎月出すのは大変なことでしょう。

 今回、見直しの対象となるのは、「訪問介護」のうち調理や買い物サービスなどの生活援助サービスです。訪問介護を利用している要介護1・2の高齢者のうち、およそ4割が調理を、2割が買い物サービスを使っています。この状況に対しては、これまでも以下のような指摘がありました。

 「民間の配食事業もあるのに、介護保険で賄うのは疑問」
 「家政婦代わりに安易に利用されている」 など

家事能力が問われる

 生活援助サービスを自己負担にした場合、その額は性別によってかなり違ってくるのではないでしょうか。すっと家事をしてきた女性なら、介護1・2でもなんとか回せるかもしれません。しかし家事をあまりやっていなかった男性にとって、食事・掃除・洗濯などを一人で行うことは難しいはずです。

 そのため、自己負担になることで受けられるサービスを減らせば、生活の質がかなり落ちてしまうのではないでしょうか。要支援、虚弱高齢者のうちに、介護予防サービスの一環として調理や掃除、洗濯等の練習をしてもらわなければならないかもしれません。

次のページは・・ 福祉用具はなぜ見直しになる?

キーワード: 福祉用具 , 訪問介護 , 介護保険制度

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