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今注目のアドバンス・ケア・プランニング

最近、高齢者の孤独死や介護疲れによる配偶者殺人のニュースが出るたびに、「安楽死を認めてほしい」という言葉をよく耳にします。こうした希望が出るということは、若い世代にとって、今の高齢者の暮らしや亡くなるまでの状況が悲惨にしか見えないからでしょう。そんな中で、今注目されているのが「アドバンス・ケア・プランニング」です。

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アドバンス・ケア・プランニングとは何か

 アドバンス・ケア・プランニングとは「将来、意思決定能力がなくなった時のために、自分が受ける治療を知り、今後どのような治療を受けたいか、受けたくない治療は何かなどを医師や関係者と話し合う過程のこと」を示します。医師が関係者に病状や治療方針を話すことは広く知られていますが、このアドバンス・ケア・プランニングは本人と医師、家族、医療従事者が集まって「話し合う」という点で異なるのです。それも一回だけでなく、時間をかけて価値観、死生感などを家族や医療関係者と話し合うもの。そのプロセスの共有が必要とされています。

 本人が決めた治療を、家族から認められずもめてしまうことは良くあります。しかし本人の価値観や死生観を知れば、これも防ぐことができるでしょう。医師は身体のことに関する専門家ですが、素人の患者側が状況をつかむことは困難な場合が少なくありません。なぜなら、「何が蘇生術なのか」という知識を持っているわけではないからです。細かいことは医療関係者がきっちり説明しておかなければ、トラブルのもとになるでしょう。

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キーワード: 介護家族 , 安楽死 , 終末期

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