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AIでケアプランを作れるのか?ケアマネジメントのこれからと課題

将棋で高段位の名人を負かしたことなどでも注目されている「AI」。介護分野でも官民一体となり、AIを使ってケアプランをつくらせる試みがなされています。これは、いったい現場にとってどんな影響をもたらすのでしょうか。

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AIの導入によって期待されていること

 まず介護分野におけるAIの導入では、以下のようなことが期待されています。

  • 現場の負担を減らすこと
  • ケアマネジャーが所属している事業所の利益のためのプランにならないようにすること
  • ケアマネジャーの質のばらつきをなくすこと

 AIは現段階で考えられる「要介護区分が改善したグッドケアプラン」を学習。要介護度認定調査の項目やアセスメント項目など、体調・症状に合った質の高いサービスをアウトプットします。介護サービスを受けた多くの人のうち、その状況など約400項目についてまとめるものであり、ケアマネジャーがこの項目すべてを入力するのは、業務上かなりの負担になるでしょう。また、要介護者についてある1つの状態を入力する場合、すべてのケアマネージャーが同じ記述をするとは限りません。

 ケアプランを作る際には、要介護者の容体や生活環境などを打ち込むことになります。しかしこの作業は要介護認定の作業と被っているため、整理した方が良いでしょう。

 介護度認定の際、要介護者の協力によって身体状況や生活状況など、多くの貴重な情報を得ています。介護度を出すだけではなく、これら情報をAIに入力してモデル案を作り、それをもとに現場のケアマネジャーがより細かなプランを作る方が合理的ではないでしょうか。

 AIに作られたブランに「どんな支援が必要か」という情報がアウトプットされても、「どの事業所を使うか」を決めるのは現場のケアマネジャーです。そのためアウトプットされたプランに、ケアマネジャーの所属事業所の意向を変えられるほどの力はないと思います。

次のページは・・ AIのために集められた情報の活かし方

キーワード: アセスメント , ケアプラン , ケアマネジャー

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