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ケアマネジャーと医師は連携できる?

一人の高齢者には、多くの専門職が関わっています。その職種同士がスムーズに連携することはとても大切。中でも、医療との連携は欠かせません。しかし、医師が気にするのはケアマネジャーとの連携、ケアマネジャーにとっても医師との連絡調整が難しいと感じているそうです。いったい、それはなぜでしょうか。その理由、そして対策について事例を通じ考察していきます。

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現状における連携の難しさと課題

 Aさん(83歳)はいくつか持病を持っており、B病院にかかっていました。アルコールを飲むと持病が悪化してしまうのですが、それでもお酒を我慢できません。飲むと酷い腹痛を訴え、夜中に救急車を使ってB病院へ行くということも多くありました。そして遂に、「アルコールをやめる、もしくはアルコール外来や断酒会に通わないと診ない」と言われてしまったのです。

 もう80歳を過ぎてるのだし、好きなものを食べたり飲んだりしたい。その気持ちはありますが、やはり診てもらえないのは困ります。そしてC病院のアルコール外来を受診することになったのですが、C病院は「この歳で、そんなに我慢させなくて良いのでは」という意見でした。しかしなんとかB病院の意向を伝え、月2回アルコール外来へ通うことに。これが、他の病気で入院するまで続いたのです。

 このとき、「B病院の医師とC病院の医師が、互いの見解や様子を話し合う時間を作れば良かった」と感じました。医師2人に、介護サービスの担当者会議へ出席してもらえれば良いのでしょう。しかしこのとき、各専門職の方々を集めるのは、やはりケアマネジャーなのでしょうか。

 特にケアマネジャーを通さなくても、B医師・C医師が直接情報を交換することが仕事の一つとして位置づけられると良いのではないかと思います。また、医師の養成課程に、老人ホームや障害者施設の様子を知ってもらえる実習があればどうでしょうか。

 看護に比べて介護施設は職員が少なく、病院ではできても施設では無理ということは多いでしょう。医師から、「どうしてできないの?」と言われることは少なくありません。すると、このすれ違いから関係が悪くなってしまうことも……。施設や自宅における、高齢者の姿を知ってほしいと思います。

次のページは・・ ケアマネジャーに求められる医療知識とは

キーワード: 地域包括ケアシステム , 医療と介護の連携 , ケアマネジャー

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