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日本式介護は本当に実現できる?

現在の日本式介護は、「『自立』を支援する介護」が推奨されています。しかし実際には、理念だけが先行していて、実情が追いついていない印象を受けます。日本式介護は、人の一生を締めくくるのに相応しいやり方なのでしょうか。

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自立を目指すためのケアプラン

 現在、特に自立を目指すケアプランを立てることが求められています。亡くなる前の最後の願いを叶えるために必要になるケースもあるでしょう。その結果、リハビリに熱心に取り組み、自ら進んで散歩に行ったり、「脳トレ」などをやり始めるなど、変化が見られることもあるかもしれません。サービス提供の結果、高齢者のQOLが向上するなどの効果が見られれば、ケアマネジャー冥利につきると感じます。

 しかし次第に弱っていき、最期を迎えます。ケアマネジャーは果たしていつまで、自立度とQOLを高めるプランを追求するのか。どこで「苦しまない」「痛くない」「孤独ではない」プランに切り替えていくのか。自立を支援するためのプランでQOLを向上させ、少しずつ最期を迎える準備を進められるプランを立てることは、本当に難しいことだと感じます。

介護保険を利用すれば孤独死は防げる

 ニュースで高齢者の孤独死や老老介護による殺人などが話題になると、そのたびに「人に迷惑をかけてまで長生きしたくない」「安楽死を法制化して欲しい」という声が多く見られます。

 ニュースのほとんどは、介護保険を受給していれば起こらなかったのでは、と思えるものばかりです。週に何回か在宅サービスを受けていれば、孤独死はまず、起こらないと思うからです。

 週に数回でも通所サービスを利用することで、どれだけ家族のストレスが軽減できるのか。孤独死や老老介護など、高齢者の生活に関するニュースを発信するのであれば、メディアには介護保険についてもしっかり取り上げて欲しいものです。そして従事している私たちも、積極的に発信していかなければなりません。

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キーワード: 地域包括ケアシステム , 自立支援 , ケアプラン

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