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どこまでできる?高齢者の旅行

年をとるに連れ、親に「やってあげればよかった」と思うことの一つに「一緒に旅行へ行くこと」という方は多いのではないでしょうか。今回は要介護でも行ける旅行など、どのようにすれば望みを叶えられるのかを考えていきます。

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利用者から遠出や旅行の要望が出たら?

 お花見や買い物など、個人の楽しみのための外出は介護保険では提供できません。しかし多くの通所介護事業所では、年中行事の一つとして外出レクが行われています。1週間のうち、通所サービスを一度も入れていないケアプランを組むことは少ないはず。そのため、年に数回外出しているという方は多いのではないでしょうか。

 外出レクを計画するうえで、利用者から、「ふるさとのご先祖様の墓参りにいきたい」、「一度行ってみたかった国がある」なんていう要望が出たら、どうでしょう。利用者はそれぞれに希望があるものです。

旅行へ行くことが自立への第一歩になることも

 例えば、

「父と温泉に行きたいが男湯には入れない。付き添ってくれる人がいれば…」
「同行者に迷惑をかけたくないが、まだまだ行きたい場所がある」など。

 私は介護の仕事を始める前から、透析を受けていても行ける海外旅行というものが気になっていました。その旅行では、渡航先の国で透析を受ければよいということで、行き先は医療設備が整っている国や都市に限定されますが、これは目からうろこでした。私自身、「母を連れて行きたかったな」と思っています。

 介護、介助の専門家や資格を持った職員が旅行の計画や手配を行い、行き先で在宅酸素療法(酸素ボンベ・酸素濃縮機など)の手配を行なえば旅行に行けるところもあるそうです。あるいは往復の交通機関や行き先の医療事情によって、車椅子で海外旅行が可能なことも。外出に対して消極的になっていた方でも、憧れの場所や思い出の場所、大切な人がいる場所へ行くことが可能になります。

 これで、諦めていた夢が叶ったという方もいるでしょう。また、「旅に出たいからもっと元気に生きていこう」と、意欲を蘇らせることもあるはず。自立に向けた目標として、かなり強固なものになるのではないでしょうか。

次のページは・・ 入念な準備が成功を左右する

キーワード: リハビリ , 海外 , 自立支援

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