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生活援助中心型ヘルパー導入、その影響と現場で求められるものとは

2018年4月より、訪問介護の生活援助を中心にサービス提供する「生活援助従事者研修」が導入されました。身体介護を伴わない分、研修時間は従来のヘルパーが受ける介護職員初任者研修に比べて半分以下の59時間です。今後、生活援助ヘルパーが機能するのか、ここで考えていきます。

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生活援助ヘルパー導入の課題

 生活支援を専門とする生活援助ヘルパーは、子育てを終えた主婦などが行えるようにと期待されています。では、さまざまな家事業務を自由に頼める“家政婦”との違いは、と問われると、なかなか理解しにくいかもしれません。

 例えば掃除や食事を「本人の家族のため」と「家族のため」に分けることは、なかなか困難です。また、介護の対象者がこれまで見ていた生活上の行為ができなくなったという場合、どのような支援が必要なのか。逆にヘルパーより要介護者の方が上手に家事をこなせるということも、かなりの割合であるかもしれません。実際、料理はできても「冷蔵庫の中にあるもので何か作って」というニーズに応えられず、交代して欲しいと言われることは少なくないのです。

 また、ペットの散歩も家庭によって切実です。散歩中に事故が起きた際に保証はなく、別件で動物愛護センターなどと協力し、必要事項を書式として交わす必要があると思います。

 あるいは要介護者が「庭の手入れをして欲しい」「粗大ごみを出したい」など、日常的ではない家事を求めたときはどうでしょう。介護保険制度では提供できないものの、対応してくれる業者に繋げることもケアマネジャーの仕事の一つになるのではないでしょうか。

 しかしこの場合、本人だけの介護では「対象者を支援した」と言えないかもしれません。さらに同居人への家事支援も、条件付き(日常的に行われて、要介護者と一緒にできる家事に限定)で認めるようにするようにしたいものです。

次のページは・・ 生活援助ヘルパーに求められるもの

キーワード: 在宅 , 多職種連携 , ヘルパー

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