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介護職が直面する利用者の死、その喪失感に対処するには?

在宅にせよ施設にせよ、自分が介護していた方が突然亡くなるということがあります。親身になってお世話していた者にとって、その時に感じる喪失感は計り知れないのではないでしょうか。その気持ちを乗り越え、新たな気持ちで現場に戻るにはどうすれば良いのか。気持ちを切り替えるための方法を考えてみましょう。

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誰にでも訪れる最期のとき

 どんな人にも、必ず人生の最期は訪れます。それはあらがいようのない事実だということを誰もが知っていますし、それがいつ来るのかは誰も分かりません。

 高齢者介護に従事する人にとっては、介護対象者が人生の終末期に近い方ということもあり、突然利用者を看取ることになったり、最期の瞬間に直面しないまでも「亡くなった」という現実をいきなり突きつけられたりする場合があります。

 特に利用者の看取りまで行う特養などの介護職員は、利用者の死を悲しみながらも、他の利用者には普段通り対応しなければなりません。また、週に何度か訪問して介護を行うヘルパーにしても、つい何日か前まで普通に話をしていた相手が、次の訪問日に亡くなっているという場合もあるのです。介護従事者ならば、これまでこうした経験をしたことがあるという人は少なくないでしょう。

 利用者の最期に直面すると、家族や親族といった立場でなくても、悲しさや寂しさ、無力感といったものを感じる介護職は多いでしょう。しかし、そうした気持ちを抱えたまま仕事を続けると、「燃え尽き症候群」やうつ状態になることさえあるようです。

 人の感情というものは十人十色で、「死」に対する考え方や感じ方もそれぞれです。悲しみのあまり何も手につかなくなる人もいれば、わりと早く気持ちを切り替えられる人もいるでしょう。介護に従事する人が悲しみや喪失感、無力感から立ち直り、元気に働き続けるにはどうすればよいのでしょうか。

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キーワード: 看取り , 終末期 , ヘルパー

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