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探し物が多くなったら・片付けられなくなってきたら―認知症を疑ってみる

「もしかして認知症かも……」そんな疑いを持つキッカケは、人によってさまざまでしょう。例えば、食べたにもかかわらず「ご飯を食べていない」と言ったり、大事な約束を忘れたり。あるいは頻繁に何かを探したり、家や部屋が散らかっても片付ける気配が見られなかったり場合も、認知症を疑ってみてください。早めに受診することで、悪化を遅らせることが可能になります。

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生活の質に繋がる周囲の気づき

 年を重ねるにつれ、身体機能はもちろん認知機能にも衰えがみられるようになるのは当然のこと。衰えの程度には個人差があるので、顕著に表出する人とそうでない人はいます。しかし、ちょっとしたきっかけを掴むかどうかで、その後が大きく変わることがあるのです。

 残念なことですが、現代医学を持ってしても、アルツハイマー型やレビー小体型などを含む認知症を治すことはできません。また、認知症治療薬または抗認知症薬と呼ばれるアリセプト(ドネペジル)を服用しても、脳神経細胞の破壊を食い止めることはできず、進行の速度を遅らせるにとどまります。

 大切なのは、本人もしくは周囲の人が「物をどこに置いたか忘れて、しょっちゅう探し物をしている」「何だか部屋が前よりも散らかっていて、だんだんひどくなっている」などの助教を感じとること。それがきっかけで病院へ行き、早く治療を始めることに繋がるからです。

 認知機能を可能な限り良い状態に保つことができれば、本人の生活の質はもちろん、介護の負担も軽減されるでしょう。大げさかもしれませんが、小さな「気づき」にどのように反応するかが、人生のターニングポイントになるかもしれないのです。

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キーワード: , ヘルパー , 認知症

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