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リハビリ特化医療専門集団 ゴルディロックス Vol.1

ゴルディロックスは、急性期病院で活躍していた理学療法士の龍嶋裕二さんと萩原礼紀さんの二人が立ち上げた医療専門集団です。スタッフすべてが医療専門職であり、質の高いリハビリテーション、看護を提供している注目のゴルディロックス。リハビリセンターでうかがった代表2人のお話を2回にわたってご紹介します。※写真は龍嶋代表(左)と萩原代表(右)

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「やりたい」を「できる」にする医療専門集団

 うかがったリハビリセンターは、リハビリセンターとは思えないほどの熱気があり、利用者さんの一人、80歳代の女性はこう語ってくれました。「骨折して、もう寝たきりになるんじゃないかと思ってたの。でもね、ここに来て、先生たちと一緒に頑張ったら、ほら、もう歩けて、ほんとに嬉しくてね。家でもちゃんと先生の言うこと聞いて体操するの」と。

 他の利用者さんたちも「ここにくると楽しい」「ほら、こんなに歩けるようになった」と同じように語ってくれました。これらはまさにゴルディロックスの真髄、「やりたい」が「できる」になったからこそ生まれている言葉だと、私たち編集部は感じました。

急性期病院の現実との葛藤

 代表の2人が以前、理学療法士として勤めていた病院は、急性期病院で、救命救急センターを併設し、22の診療科に細分化され、重篤な救急患者、稀な症例の患者もどんどんやってくるような状況。朝8時前から来院する患者数は平均2,500名/1日、手術は数ヶ月待ち、2時間待って3分の診療など信じられないようなことが常態となっていたそうです。

 超急性期病院として、より重篤な患者を受け入れるために、先に入院していた患者は、手術後、一人でトイレに行けない状態であっても転退院となります。

 代表の一人である萩原さんは、「こうなると患者一人ひとりに向き合って、それぞれに最適な医療プログラムを立案、実施するということは虚しいお題目です。とにかく目の前に行列をなす患者たちを『先ず捌く』ことに注力せざるを得ません。多くの症例を見ることができ、自分たちの勉強にはなりますが、このような環境下で、患者に必要なリハビリテーションを提供し続けるのは、無理だと悟りました」と15年間勤務した急性期病院での仕事の難しさ、虚しさを語ってくれました。

 もう一人の代表、龍嶋さんも、同じ現場で同じ思いを持っており、そこで2人は「じゃあ、一緒に本当にやりたいことをやろう」と病院を離れたのです。

次のページは・・転機となった患者の事故、病院から地域へ

キーワード: リハビリ , 医療と介護の連携 , 自立支援

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