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施設職員が考える、介護職員の健康観

一般企業に勤務している方、自営業の方、飲食店勤務、公務員、身体を使う職業の方、または就労していない方や学生、スポーツ選手など、職種や立場によって、それぞれ違った健康観があると思います。慢性的な人手不足で年間約28万人が離職するとされる介護職員ですが、離職の背景にも、体調の悪化・腰痛・精神的疲弊など、健康に関わる理由が少なくないようです。「体調管理」とひと言で片づけてしまう前に、今回は離職の理由となる健康面でのリスク管理について考察してみました。

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寝不足に気をつけ、感染症などにもかからないように、留意したい

 介護職員に限りませんが、まず、基本として病気や怪我などをしないこと。これはほとんどの職業に当てはまるものかと思いますが、具体的にはどういうことでしょうか?

 たとえば、寝不足のままで出勤すること。

 睡眠が不十分な状態で、果たしてふだんと同様の介護ができるでしょうか。そんなときの自分自身が醸し出す雰囲気はどうでしょう。ダラッとした態度になっていないか。目つきが悪くなっていないか。

 システムエンジニアが寝不足で業務をすることは、100歩譲って何とかなるかもしれません。眠い目をこすりながら、パソコンを鋭く睨みつけながらでも、ノルマはこなせるでしょう。

 しかし介護福祉職は、この点が違います。必ずご利用者という相手が居ます。「寝不足でも大丈夫」と自分が思うのは勝手ですが、ご利用者は、それをどう感じるか? 不可抗力の寝不足ではなく、夜遊びや自己都合での寝不足であれば、そこは改善すべきだと思いますし、寝不足が招く疲労・免疫力の低下、結果的に風邪などの病につながる可能性が高くなるでしょう。

 寝不足や風邪気味の状態で、ご利用者の日々を支えるための適切な判断が行えるのか、耳を傾けることが確実にできるのか。そのような状態では、勤務中でもきっと、「疲れないための調整」として、深層心理でその気はなくとも、手を抜いてしまう恐れがあります。

 ふだんどおりの介護ができない場合、体調管理不足と言われても仕方がないですね。

 さらに病気。特に感染症に関しては、自分自身が媒体となる可能性もあります。インフルエンザ・ノロウイルスや、疥癬のダニなど、万が一、介護職員からご利用者へ拡散してしまっては目も当てられません。極端な話かもしれませんが、閉鎖的な施設勤務においては、感染症などに対して、最大限留意する姿勢があって然るべきかと思います。

次のページは・・ 怪我……特に腰痛予防への意識啓発を!

キーワード: 特別養護老人ホーム , リスクマネジメント , 離職

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