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施設職員が考える、介護職員の健康観

精神的疲弊「ストレス」とつき合うこと

 目に見えない疲労「精神的なストレス」も、介護職員にとっては避けることができません。ですから、最も大切なことは、ストレスとどう向き合うか、だと思います。

 悩み事があったり、ストレスを抱えること、それはだれにもよくあることです。しかしそのような精神状態でご利用者と関わると、どんなにストレスを隠そうとしても、ご利用者へ笑顔を向けていても、隠しきれず、表に出てしまいます。

 苛立ちが言葉に出てしまう、態度や表情に出てしまう。自分ではそのつもりはなくとも、受け手であるご利用者はどう感じとるか。

 そしてこれは職員に対しても同じことが言えます。

 自分の精神状態が良くないと、職員同士でコミュニケーションを図る中で、必ず悪い影響が出てしまいます。情報伝達に支障をきたしてしまうことでしょう。

 悩み事は人それぞれ必ずあります。苛立つことも人それぞれあるでしょう。それらをまず整理し、職場に持ち込まない努力と工夫を行うべきかと思います。解決できる問題は順次解決すること。難しい問題は持ち込まず、割り切る努力を。これらもまた、別の形での体調管理です。心の身だしなみを整え、ストレスとつき合っていくことは、介護職員にとって必須ではないでしょうか。

介護職員として大切なもの……それは自分自身の生活の充実

 最後に持論となりますが、介護職員として自分自身の生活は、充実すればするほど良いと思います。ここでいう「生活の充実」とは、人生経験という意味です。

 たとえば、介護職員が極端に閉鎖的な日々を送っていては、介護の場面でも閉鎖・閉塞といったマイナス面に引かれてしまうと私は思います。

 交友関係・家庭・趣味・育児などを広く深く経験し、経験値という意味で充実した生活を送ることで、さまざまなご利用者に対するケアに幅が生まれ、場が潤い、介護職員のスキルアップにも直結するかと私は思います。広い人生経験はそれだけで武器になるのです。

 現代の介護福祉現場はソーシャルワーク、介護職員は専門職としてさまざまなことを求められる時代となっています。介護福祉の専門学校を卒業した職員も居れば、まったく別の他職種から転職された職員も居てもよし。見識を深める術は、常に「外」にあるのですから……。

 年齢を重ねること以外の人生経験を、自ら得ていく姿勢。

 生活を充実させる姿勢は、介護職に限らず非常に有意義なことかと、私は思います。

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キーワード: 特別養護老人ホーム , リスクマネジメント , 離職

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