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被災地支援を通じ、肌で感じた介護の原点 Vol.1

熊本県を襲った大地震で、益城町のある特養に、介護職員として支援に入った筆者が経験した支援チームのリーダー役。意見や問題が噴出する毎晩のミーティングであらためて感じた介護の原点とは何か、を考える。

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被害の多かった熊本益城町へ、介護職員として被災地支援に

 2016年4月14日、熊本周辺を襲った未曾有の大地震は、さまざまな被害をもたらしました。

 特に被害が多くみられた熊本県の益城町・南阿蘇村などの被災地は混乱を極め、県外から続々とボランティアの支援が入ることになりました。

 被災地における介護現場もまた、「被災地」です。崩壊した介護施設もあれば、比較的被害の少なかった特養を避難所にしている所もありました。

 私は、介護職員として益城町の特養へ約一週間支援に入り、被災したご利用者・介護職員を支える経験をさせていただきました。

 被災地での支援を通じ、肌で感じた「介護」の原点を、論じてみたいと思います。

10法人以上から急きょ派遣された介護職員が特養でチームを組む

 私が支援に入った益城町の特養では、10法人以上から派遣されてきた支援チームのメンバーが、会議室をお借りし、持参した寝袋を設置して、寝泊まりしていました。会議室を拠点に、日中は介護職員として各ユニットへ出勤してご利用者のケアを行い、また会議室へと戻る。このような支援を3日〜10日間続け、次の支援者が来るとバトンを渡すという流れです。

 この支援チーム、「すべては熊本の被災者のため」という思いはあれど、全国各地から集まってきた介護職員の面々なので、年齢・介護経験・介護の価値観・被災地支援への価値観、などが微妙に違います。二十歳の若者もいれば、役職に就いている人もいてさまざまでした。

 震災で急きょ集まった支援隊ですが、ここで最も必要とされたのが「統率」です。

次のページは・・ 簡単なようで簡単ではない。支援チームの役割とは……?

キーワード: 特別養護老人ホーム , チームケア

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