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被災地支援を通じ、肌で感じた介護の原点 Vol.2

熊本県を襲った2回の大地震。道路は寸断され、多くの家屋が倒壊するなかで、特養・老健など介護施設の状況はどうだったのか。連載2回目は、被災地支援活動を通じ、被災者の視点で感じた課題の数々、今後の教訓を記す。

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被災地の介護現場の実情……職員も被災し、有志の支援チームが重宝される

 私は、熊本県益城町のとある特別養護老人ホームへ支援に入ることになりました。

 震度7の本震から3日経った4月19日より、全国の10法人から形成される有志の支援チームが独自にローテーションを組み、その後は数珠つなぎに途切れることなく、介護職員が入るようになりました。

 この言わば「応急処置」のチームによる被災地支援がベースとなって、後に厚労省が呼びかける派遣依頼へとつながりました。厚労省が益城町の実態調査に訪れたのは震災から10日が経った5月1日のことでしたので、当初はこの「応急処置」チームの支援がメインとなりました。

 益城町の施設の介護職員はまた、被災者でもありました。

 なかには、家が倒壊した職員も大勢いました。自分の家族の安否を心配しながら仕事を続けたり、車中泊を余儀なくされながら出勤したり、水も食料も満足にない状況で、入居者の介護を行っていたのです。

 余震も続き、自治体の機能も完全にストップしていたなかで、重宝されたのが有志の応急処置チームだったと聞きます。

次のページは・・ 最大の備えは、常日ごろからのネットワーク強化

キーワード: 特別養護老人ホーム , チームケア

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