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施設職員が考える、日常生活に潜む傷病 Vol.2

高齢者の多くの場合、傷病は「治す」のではなく「つき合う」必要が生じるため、高齢者に起こりやすい傷病を押さえておき、早い段階から知識を深め予防に努めておくとよい。前回は、高齢者に多い怪我として、大腿骨骨折を解説したが、今回は脳卒中について、筆者自らの経験に基づき紹介する。

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現代社会に蔓延する脳卒中、要介護状態となる原因の一つに

 高齢者が要介護状態となってしまう原因はさまざまですが、なかでも多いのが脳卒中です。脳卒中とは、頭の中の血管が詰まる(脳梗塞)、もしくは切れる(脳出血)ことを言います。

 厚労省の人口動態統計によると、脳卒中は平成26年で死亡原因の4位にあたり、年間およそ11万4,000人が、脳梗塞で死亡しています。

 脳卒中の患者数は現在150万人になると言われ、年間25万人が新たに発症していると推測されます。全医療費の約1割が、脳卒中の診療に費やされています。

 脳梗塞を発症すると、詰まった血管の支配領域の脳にダメージを及ぼし、死んだ脳細胞は再生しません。健康な人が、要介護状態となる事由の一つに、脳梗塞による後遺症が挙げられているのです。

 発見から時間が経てば経つほど、後遺症のリスクは高くなりますので、早期の発見と早期の治療がその後の生活に大きく関わります。

 また、脳梗塞は再発のリスクが非常に高く、恢復後の生活では、再発予防が避けて通れません。

次のページは・・ 脳卒中の予防には、まずは病気の怖さを知り、早い時期から生活習慣をコントロールすることが大切

キーワード: 介護予防 , 特別養護老人ホーム , 要介護

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