介護職の想いをつなぐ介護職のウェブマガジン

介護予防について思うこと

「介護予防の視点で」「自立した生活を」など、介護の現場にいるとよく耳にする言葉。長く現場にいても、こうした言葉の掴みどころは難しさを感じます。介護予防、あるいは自立した生活とは、いったい何なのか……と。このことについて、私なりの考えを少しまとめてみます。

関連記事:実践!これから必要な介護予防の方法

関連記事:高齢者ファーストで、行政はもっと制度の周知の努力と支援を

関連記事:虚弱高齢者がジムに? CGTとは

要支援と要介護

 介護保険法第2条第4項に、「保険給付の内容及び水準は被保険者が要介護状態になった場合においても可能な限り、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない」とあります。そして要支援と要介護の状態を要約すると、おおよそ次のようになるでしょう。

<要支援>

 ほぼ一人で日常生活をおくれるが要介護状態への予防として、身体機能を維持改善する何らかの支援が必要な状態。

<要介護>

 身体の状態が悪く日常生活を一人ではおくる事が困難な介護を必要とする状態。

 要支援認定を受けた際に受けられるサービスは、主に要介護状態への進行を予防するための「介護予防サービス」。そして要介護認定を受けた際は「介護サービス」。それぞれ、費用は以下の通りです。

  • 要支援1:50,030円
  • 要支援2:104,730円
  • 要介護1:166,920円〜要介護5:360,650円

 介護度が重くなり、自分のことを自分で行えない部分が増えれば、受けたいサービスの費用が大きくなるのは当然でしょう。しかし、それでも在宅でサービスを受けながら生活されている方にとって、疑問を感じることが少なからずあります。

 特に要支援の認定を受けた方について。要支援の方は「要支援1」では訪問介護が週に2回まで、デイケアもしくはデイサービスの利用は週に1回です。対して「要支援2」は訪問介護が週に3回まで、デイケアもしくはデイサービスは週に2回までと決められています。さらにそればかりでなく、福祉用具のレンタルについても厳しい(面倒な)制約があり、なかなか受けることが難しい状態です。

 また、これは私の活動している市町村の特徴なのだと思いますが、要支援の方への買い物の代行が認められていません。このような形で、要支援の方に対するサービスは要介護の方と違い、制約が多くサービスの幅が狭いといつも感じています。

次のページは・・ その人によって最適は異なる

キーワード: 介護予防 , 要支援 , 介護保険制度

この記事はいかがでしたか?感想を残そう!

この記事の感想は?

大賛成 0
賛成 1
中立 0
反対 0
大反対 0

== オススメ介護求人 ==

みんなのコメント

コメントをもっと見る

こちらの記事もどうぞ

  1. 該当する記事はありません
ページの先頭に戻る