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地域支援事業について

介護保険では市町村が主体の地域包括支援センターを設置し、そこに常駐する各専門分野の方々(主な設置基準は「社会福祉士」「保健師」「主任ケアマネジャー」)が地域に暮らす人のあらゆる相談を受け付けるといった活動があります。

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地域包括支援センターの活動

 地域住民のあらゆる相談や困りごとについて、市役所内にもそれぞれ担当課があり対応しています。しかしどの地域でも高齢化が進み、高齢者に関する相談事が多くなっているのが現状です。また、介護が必要な状態の方に対しては介護保険を利用した「居宅介護支援事業所」が窓口となって相談に応じてくれるものの、それ以前の段階でも相談事が多く発生しているため、介護保険だけでは対応が難しくなってきました。地域包括支援センターはそうした背景を踏まえ、介護予防の観点から「高齢化を総合的かつ包括的にとらえていこう」という考えから生まれたシステムと考えられるでしょう。

 社会には以下のように、実にさまざまな問題が見え隠れした状態で存在します。

 例えば、過疎の地域に住む独居老人。子どもたちはそれぞれ独立し別の家で暮らしており、車の運転はできないが徒歩圏内にはお店がない。そんな中、たまに訪れる引き売りの販売と自分で育てた少しの野菜を食べて生活している。

 あるいは、少し前までは友人が訪ねて来たついでに買い物を頼んでいたが、その友人も高齢のため来ることがなくなってしまった。そして子どもも数年は来訪した様子がない、など。こうした事態から、定期的に訪問していた地区の民生員が暮らしぶりに不安を感じ、地域包括支援センターに相談に訪れるのです。

 このような活動だけでなく、住民票をもとに独居老人を家庭訪問し、暮らしぶりに危険を感じた人に対して家族に連絡を取ったり、介護保険申請の道筋をつけたりするものも。あるいは認知症の方を自宅で介護している家族の人たちが集まり、介護にまつわる苦労や工夫などを話し合える場の提供を設定するなど。このように、地域包括支援センターの活動は多岐にわたります。

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キーワード: 地域包括支援センター , 介護予防 , 地域包括ケアシステム

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