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全部は無理かもしれないけれど

ヘルパーと家族では関わりが違う

 人というのは不思議な、困った思いが生じてしまうもの。最初にご紹介した同居利用者さんの場合には、嫁と姑がお互いに行動や発言が気になり、その積み重ねがいざこざの原因になってしまいます。しかし同居していない場合でも、不安と心細さから、かえって疎遠になりかねない言動が生まれてしまうのです。どちらのケースもいろんなことが絡み合い、長い歴史を経てギクシャクしてしまっているのでしょう。

 それに比べて、ヘルパーには歴史がありません。今現在の困っている状態にだけ関わっていれば良いのですから、高齢者から見ればありがたい存在になるのでしょう。そしてヘルパーは「受容する」ということを教育されていますので、なんとなく価値観のずれた方の生活ぶり、例えば「なにか変だな」と感じても、大きな危険がない限り受け入れて支援を行います。

 しかしそれは、家族にとってみると難しいことなのだと思います。

 ヘルパーだって、価値観のずれた高齢者の行動が「もし自分の親だったら」と考えれば、受け入れられないかもしれません。それでも「やめなさい、よしなさい」という否定的なことはしないように心がけますが、もし「うるさい、もう来るな!」などと言われてしまえば、その方の最低限の安全さえ守れなくなってしまうでしょう。あまりに目に余る行動については、ケアマネジャーに報告して今後の対応についてチームで対処します。

次のページは・・ 確執を少しでもほぐせるように

キーワード: コミュニケーション , 介護家族 , ヘルパー

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