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ヘルパーにできること

高齢者はもちろん、障害のある方に対してヘルパーができることは何なのか。1人の利用者様とのご縁から、深く考える機会がありました。ここでは具体的な事例をもとに、その背景や私なりに感じたことをお伝えします。

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介護保険制度での支援

 Aさんは61歳の女性。介護保険サービスの利用者は一般的に65才以上ですが、国が定めた難病と言われる病気の方や障害者の方の中には、措置として扱われる障害者支援ではなく、介護保険を優先して支援を受けるという決まりがあります。Aさんも、この制度に当てはまりました。Aさんは50代前半で脳腫瘍の手術を行いましたが、手術前の段階で、すでにこの手術によって全盲となってしまうことが分かっていたそうです。

 手術から10年近く経ち、家の中ではほとんど不自由なく移動することが可能に。また、簡単な調理や洗濯、入浴なども一人で行えるようになりました。しかし、一人で外へ出掛けることはできません。在宅生活が始まって少し経ったときのこと。自宅の庭先の段差で転んでしまい、しばらく入院生活を余儀なくされてしまったということもありました。そのため、外へ出掛けることにことのほか恐怖心があるようです。

 病気になる前は銀行に勤めており、頭の回転は早く、人と対話することも得意な方です。そのため、このまま家に引きこもってはいけないという思いもありました。

 私の勤めるヘルパーステーションにケアマネジャーから依頼があったのは、脳腫瘍の手術から在宅に戻って間もないとき。目が不自由になり、在宅生活に不安があるので、身の回りのこと全般を手伝って欲しいとのことでした。

 ところが契約後、「さて来週から訪問開始」というときに転倒。再入院となってしまい、それから10年近く何のお話もなかったのです。そして今回、改めての依頼だったのですが、お話によれば再入院の後にいくつかヘルパーステーションを利用されていたとのこと。その時々で事情がありますので、再度ご縁があったことを嬉しく思います。

次のページは・・ ガイドヘルパーとしての対応

キーワード: リハビリ , ヘルパー , 見守り

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